住宅ローンを返し終え、銀行から書類が届いたら？

抵当権抹消登記とは？

マイホームを購入したり、事業資金を借り入れる際、金融機関から不動産を担保として提供することを求められることが多いと思います。そして、ローンを完済すると金融機関から書類を渡されます（金融機関によっては、指定の司法書士に手続きを依頼するよう、言われるケースもありますが）。
抵当権抹消登記とは、このように借入によって設定された抵当権を登記上、抹消するための手続きです。

抵当権抹消の手続きはした方がいい？

抵当権抹消登記は、不動産の所有者にとって非常に重要です。抵当権が残っていると、不動産を売却したり、新たなローンを組んだりする際に問題が生じる可能性があります（というより、金融機関から融資の条件として、完済した抵当権の抹消を求められます）。
したがって、ローンの返済が完了したら速やかに抵当権抹消登記を行いましょう。
特に、金融機関から渡された書類を紛失すると手続きが非常に面倒になりますので、売却や新たな借入が予定されていなくとも早めに手続きを行った方が良いでしょう。

どのように手続きを進めますか？

抵当権抹消登記は、手続き自体はそれほど難しくないケースもあり、その場合は自分で行うことも可能ですが、必要な書類をしっかりと揃え、正確に進めないと何度も法務局に通うことになります。
手続きが煩雑な場合や時間がない場合は、司法書士にご依頼ください。司法書士に依頼することで、手続きのミスを防ぎ、スムーズに進めることができます。費用はかかりますが、安心して手続きを任せられるメリットがあります。また、手続きに不安がある場合も、司法書士に相談することをお勧めします。